熊とテアーナのカーニバル

テアーナのカーニバルを一言で表現するならば、「即興」、「本能」、「好奇心」です。 これはバジリカータで最もよく知られ、支持されている祭事の1つであり、その主人公は、熊とカーニバルの最終土曜日に行われるパレードです。その中では、「イエスの受難」のパロディが演じられます。

早朝から、仮面をつけた人々の大行列が村近くの森を練り歩きます。 そこでは、正装した「花嫁」と「花婿」、厳しく制服に身を包んだ4人の警察官、司祭、裁判官と医師2人といった主たる登場人物が揃っています。

誰かを識別されないよう誰も口を開かず、唯一口にする単語は常に同じで、「サルスィッチャ(イタリア語で”ソーセージ”の意)」。そんな彼らは、「ウ・ペゼンテ」と呼ばれる、杖をついてジュート袋をぶら下げたお金や食べ物を物乞いする乞食です。

テアーナのカーニバルの際に、全身黒ずくめの衣装を着た女「クアレンマ」は、カーニバルに熱中しているのですが、彼女の夫は貧しい農夫で、酒と煙草に溺れています。よろめく彼を引きずるように抱える2 人の警察官。

仮面の中では熊も目を引き、威嚇的な歩き方をする野生的な姿をしています。 この奇妙でいて活気溢れる行列は、方言で踊り、歌いながら歴史地区に入っていき、「カルヌルヴァール」の銃撃を目撃するまで続きます。

テアーナのPro Loco
via San Rocco,snc
85032 – Teana (PZ)
Tel. 0973/032282
Cell. 320/6048707 – 349/2752046